知っておくべきプレゼン・発表の失敗例10選

プレゼン・発表

こんにちは、hirotoです。

僕は大学の研究発表で100回練習して優秀発表賞をいただいた経験があります。しかし、結果が出るまでにはかなり時間がかかりました。

その間、自己分析を通して反省したり、他の人の様子を観察したりすることで多くの気を付けるべき点を見つけてきました。

そしてこの経験から、同じ研究室の多くの学生にアドバイスもしてきました。

そこで、今回は

  • 発表で気を付けるべきことは何だろう?
  • 無意識にしている減点ポイントは何だろう?

と疑問に思っている、気を付けたい人向けに書いていきます。

万全な準備をしたと思っていても慣れていない人では気が付くとこが難しい失敗は多くあります。

それらは本番になってみないと、他の人に意見をもらわないと修正することはできません。

しかし、一度気付きその失敗に注意することで失敗を回避することはできます。

そこで、この記事では僕が失敗を学んだ瞬間とその失敗例について書いていきます。

ぜひ、発表準備を始める前にこの記事に一度目を通し、自分と照らし合わせてチェックしてみてください。

失敗を気付く瞬間

まず、この記事では特に気を付けるべき失敗例を10個書いていますが、ここにあげているもの以外にも失敗は多くあります。

そこで、どんな失敗があるのかの前に失敗を気付く瞬間を知り、自分で軌道修正できるようにしておくことが非常に重要です。

改善のチャンスをしっかりと知り、自分の失敗しそうな所を見つけることも上達の秘訣です。

自分で気付く

動画、ボイスレコーダ―などを使い練習することで失敗を気付くことが出来ます。

一度、機械を通し客観的に自分を見ると思い描いている自分の姿と現実の自分の姿の違いを冷静に見ることが出来ます。

多くの人は原稿を読む練習だけで終わらせていますが、慣れていない人がこれを真似すると理想と現実に大きな差が出てしまいます。

僕も初めてこのやり方を実践した際、意外と前を向いていなかったり、言葉の詰まっている部分が多かったりとかなりの改善点を見つけました。

機械を通し客観的にみることで理想と現実の差を埋めていきましょう。

他人を観察して気づく

他人の発表の様子を観ていると気になるしぐさや言い方、分かりづらい表現方法が見つかるはずです。
そして、それらは自分自身も無意識の内にやってしまっている可能性があります。

そのため、観察をすると自分の発表の時には見慣れていて気付けなかった失敗を見つけることが出来ます。

ちなみに観察の時には、「相手は何を考えてこの図を使用したのか」「何を伝えたくてここ強調したのか」と相手の気持ちを考えながら観察するととても見つけやすくなります。

またこの瞬間は、参考にすべきしぐさや言い方、表現方法もかなり見つかるので、飛躍的に成長したい人は観察に全力で力を入れましょう。

他人に指摘されて気づく

上の二つで紹介した瞬間では自分で気づけることだけですが、自分と違う視点を持つ他人の意見を聞くことは成長のために不可欠です。聞き手は他人ですから。

そのため、本番前に一度人に聞いてもらい指摘をうけると、自分では気が付かなかった点や改善した方がいい点などが分かりよりよい発表に近づくことが出来ます。

特に昔の僕のように人前で話すことが不慣れな人は慣れという意味も込めて行うと一石二鳥です。

失敗例10選

失敗例は小さなものから数え上げるとキリがありませんが、押さえておくと上手に見えるポイントはあります。

逆にこのポイントを知っておかないと、聞く人に内容をうまく伝えきれていない可能性があります。

そこで、僕が聞いていて失敗していると思う例を10個選んでまとめました。

発表の時には僕も気を付けている点だらけなので、みなさんも意識して本番に臨んでみてください。

パワーポイントで黄色を多用

僕はパワーポイントで黄色を極力使わないように気を付けています。なぜなら、プロジェクターで映した際にほとんど白と同じに見え、見えづらい場合があるからです。

これは、薄い色を使う場合も同じです。

実際僕の卒業論文の発表の時に、黄色ベースでパワーポイントの資料作って発表をしている学生がいましたが、何を映しているのか分からない部分が何か所かありました。

発表自体は上手だったので、余計に残念な発表になっていました。

使う色は好き嫌いではなく、濃い青やオレンジなど見やすいかどうかで決めるべきだと思います。

パワーポイントのアスペクト比

パワーポイントの初期設定とプロジェクターに表示されるアスペクト比(縦横比)は違うので注意が必要です。

パワーポイントの初期設定は16:9、プロジェクターは4:3です。

下図のように、ツールバーのデザインから変更をしてください。

パワーポイントを4:3に設定すれば全く問題ないですが、初期設定のまま作ってしまうと配置が崩れてしまいます。

初歩的なミスですが、本番前には一度プロジェクターに映し確かめる必要があります。

出だししか声を張れていない

発表では声を張れていないと自信がないと思われ、相手にも伝わりにくくなります。
そのため、声を張ることはかなり重要なポイントとなってきます。

しかし実際には、最初は意識して張った声を出していたとしても、発表が進むにつれ意識が薄れ普段の声に戻ってしまいます。

そのため、常に声を張ることを意識して、無意識でも声を張れるように反復練習が必要となってきます。

間のない話し方

発表するときに間を作るのはとても重要なスキルになります。

しかし、他人の発表を聞いていると淡々と一定のスピードで話している人がいます。

聞きやすい話し方ではあると思うのですが、間を大切にしていないと頭に内容が残りません。

文と文の間、特に重要な箇所を話す時には間を作ることを意識して発表しましょう。

「えー」、「ちょっと」など口癖が出る

発表に慣れている人でも口癖が出てしまう人は結構います。特に「えー」という口癖はかなりの人が発していると思います。

聞き手側として気にならない人はかなりいると思いますが、この口癖が発表中に出なくなると、かなり聞きやすい発表になります。

アナウンサーなど伝えることを仕事としている人はこのような口癖は出てないですよね。

口癖は気づくことが難しいので一度、ボイスレコーダーで録音した自分の発表を聞いてみてください。驚くくらい口癖を発しているはずです。

緊張で早口に

人前で発表するときはどうしても緊張して早口になってしまいます。

早口になると相手の理解スピードを超えてしまったり、焦っていると思われたりしてします。

特に早口になったせいで、決められている発表時間がかなり余ってしまうと悪印象につながってしまいます。

改善する方法は圧倒的な練習で話すスピードを体に染みつけること、場数を踏み慣れることの2つしかないと思います。

聞き手側に体と顔を向けていない

聞き手に聞いてもらうためには、相手に体と顔を向けて話さなければなりません。ちゃんと相手に向けて話すことが出来れば、相手も真剣に聞いてくれるようになります。

しかし、発表の際にプロジェクターを見ながら発表をしている人が多くいます。聞いている側からすると、「自分には話していないんだな~」と思ってしまいます。

これができるようになるためには、発表資料と原稿を全て頭の中に入れるくらいの練習量が必要ですが、できるようになると発表のクオリティーが異常に高く見えてきます。

緊張で体が揺れる

緊張が体の動きとなって表れてしまう人は特に注意が必要です。自信のない発表だと思われてしまうと、聞き手は違和感を持ちながら聞いてしまうので理解を得にくくなってしまいます。

僕自身も初めての発表の時は無意識に体に表れてしまい、先輩から注意を受けていましました。

これを直すにはある程度慣れが必要なので、できるだけ見られている状況で練習する必要があると思います。

ポインターを使っていない

ポインターを使っていない人の発表は、どの部分を説明しているのか分かりにくい場合が多々あります。

利用できるなら、理解を深めてもらうために必ず使いましょう。

僕の研究室でもよく見かけますが、緊張して使うのを忘れていた、余裕がなかったという意見がほとんどでした。

この原因としては、ポインターを意識した練習をしていないからです。普段の練習で

は道具は何でもいいので、指すべき場所を指しながら練習しましょう。

ポインターをぐるぐる回して示す

ポインターの使い方を分かっていない人はかなりいます。特にぐるぐる回して説明している人はその典型的な例だと思います。

ぐるぐる回してしまうと聞き手は目でそれを追ってしまい、プロジェクターの内容に集中することが出来なくなってしまいます

また囲む範囲が大きすぎると、どこを指しているのか分からなくなってしまいます。

ポインターは示したい部分を決めたら、そこからあまり動かさない方がいいと思います。

最後に

今回は、僕が自己分析や他の人の観察、受けた指摘をもとに失敗例を書いていきました。

もう一度、10個の失敗例をまとめてみます。

  • パワーポイントで黄色を多用
  • パワーポイントのアスペクト比
  • 出だししか声を張れていない
  • 間のない話し方
  • 「えー」、「ちょっと」など口癖が出る
  • 緊張で早口に
  • 聞き手側に体と顔を向けていない
  • 緊張で体が揺れる
  • ポインターを使っていない
  • ポインターをぐるぐる回して示す

ここで紹介した失敗はおそらく皆さんも心当たりのあるものが多く存在すると思いますが、逆にこれらを改善すると人よりも頭一つ出た発表になると思います。

これらを意識してぜひ練習してみてください。

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