プレゼン・発表で必要な練習回数の目安

プレゼン・発表

こんにちは、hirotoです。

僕は大学の研究発表で100回練習して優秀発表賞をいただいた経験があります。

この経験を活かし今回は

  • プレゼン・発表でどのくらい練習すればいいのか?
  • 100回練習するまでの成長過程はどんな感じか?

と気になっている人向けに書いていきます。

初めから上手な人も確かにいますが、発表は練習の差が結果の差になると言っても過言ではありません。

しかし、大学の研究発表(7~15分程度)の場では原稿を覚えることをゴールだと考えている人がかなりいます。そのため、実は発表で結果を出すことはかなりの穴場になっています。

また、会社のプレゼンの場では身の差ではなくプレゼンの差(印象)により結果が変わった人もいるかもしれません。

この記事では、僕が100回練習した過程で感じた変化を書いています。この記事を読んで自分が結果を出すために必要な練習量の目安をぜひ測ってみてください。

また、練習回数によって練習方法を変化させており、詳しくは以下の記事で触れているので参考にしてみてください。

十分な練習期間を確保しなければいけない理由

発表が苦手の方が結果を残すためには一度、長期間の練習を体験することが必要です。

なぜなら、どのくらい自分が練習しなければいけないのかを知らないからです。

僕自身も自分でうまく発表ができたと思い周りからの反応を聞いた経験がありますが、「言い間違いが多かった」、「言葉の詰まっている部分が気になった」など自分の評価と周りの評価にギャップを感じたことが多々ありました。

そのギャップを埋めるには自分が理想とする発表までにどのくらいの練習が必要なのか知っておかなければなりません。

そして、それは一日や二日でできる量ではなく、1~2週間は最低必要だと思っています。
(例えば僕の場合、7分の発表を100回練習したので700分、約12時間かかりました。1日に1時間練習していたので12日かかりました。)

なので、早めに資料や原稿を一通り作り十分な練習期間を確保することが大事になってきます。

練習回数に応じた変化

そもそも、人によって必要な発表の回数は違っています。

勉強だって仕事だって同じ時間をかけたのにできる人とできない人がいますよね。それと一緒です。

でも、それは大した問題ではありません。一番の問題は必要な練習量を知らないことです。そのため、一度100回練習し自分の能力を調べてみることには十分な価値があります。

ただ、何の目安もなしには練習し続けるのはかなりつらいですよね。

そこで、僕が100回練習した経験の経過をもとに目安を書いていきます。

ちなみに、僕は記憶力が低く、人前で話すことがかなり苦手なタイプです。

練習回数10回

発表のストーリ―の全体像が頭に入って、原稿の2~3割程度がうろ覚えになる段階です。
(練習方法は発表資料を使いながらの音読のみ)

おそらく、この時は原稿を片手に持ちながら発表しているはずです。

また、言葉が詰まったり、分かりづらい言葉を使ったりしているので自分でもどこを改善すればよいのか自覚があるはずです。

しかしこの時は、練習を始めたばかりなのでまだまだこれからと思い、心にも余裕があります。

気になったことは落ち着いて一つ一つ改善していきましょう。

練習回数30回

原稿を見なくても発表できる段階です。
(自分の発表を録音して聞いた回数も1回にカウントしています)

ほとんどの人はこの段階もしくはもう少し前の段階で完成したと思い練習をやめてしまいます。

しかしまだ、言葉の詰まる部分が少しあったり、分かりづらい表現の部分があったりするので資料や原稿、発表それぞれが洗練されているとは言い難いです。

特に「えーと」などの口癖がある人は無意識の内に発声していると思います。

まだ詰める箇所が存在するのでモチベーションを保ちつつ、練習していきましょう。

練習回数50回

ほとんど洗練された発表ができている段階です。

自分の発表している姿を鏡で見たり、動画に撮って観たりして練習している人は発表態度も堂々としている状態になっています。

また全ての資料が頭に入り、発表態度が体に染み付き始めます。体に発表態度が完全に染みつくと本番に緊張で話す内容が飛んでしまったり、早口になったりというミスはなくなります。

意識しなくても体が勝手に動いてくれるんですよね。

練習回数80回

発表態度が体に染み付く段階です。

ここまで練習すると発表中は考えなくても口と体が自然に動いてくれます。

また、今までの練習を通して発表で今何分間経っているのかということが直観的にわかってきます。

そのため、本番で相手の表情を見て「ここはもう少しゆっくり話してみよう」とか「ここは少し強調して話そう」などその場で微調整をすることが出来、発表のスピード、声の抑揚を本番中に変化させるという高度な技術を使えるようになります。

ここまでできる人はほとんどいないので、もしこの技術を身に付けられたら周りの人から頭一つ二つ出た発表になっています。

練習回数100回

100回練習すると100回練習したと自信が持てます

正直、練習回数80回の時と発表のスキル的にはあまり変わらないと思いますが、自信を持つことが出来、メンタル的にもかなり安定しているので最高のパフォーマンスを発揮することができます。

もし、自分に自信がない人や本番に弱いと自覚のある人は一度100回練習してみてください。本番に自信を持ち最高のパフォーマンスができたという一つの成功体験ができるはずです。

最後に

今回は、僕の100回の練習を経ての成長過程を書いていきました。

最後に過程をまとめてみます。

  • 10回・・・2~3割うろ覚え
  • 30回・・・カンペなしで発表できる
  • 50回・・・洗練された発表
  • 80回・・・体に染みついた発表
  • 100回・・・100回練習した自信のある発表

そして、僕は100回練習し優秀発表賞を受賞した成功体験から「やればできる」という自信と、自分に必要な練習量の目安をゲットしました。

練習の始めはしんどいことやつらいことが多いと思いますが、ここで得られたことは次回の発表でも活用できるのでぜひ皆さんも実践してみてください。

一度得られた成功体験は一生の財産になると思います。

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