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4/5点 ザ・コピーライティング [書評]

BOOK

こんにちは、hirotoです。

僕は昔から読書感想文をはじめ、文を書くことがかなり苦手です。学生時代も国語は特に苦手科目でした。

しかし、ブログを運営していくにあたって、最も必要な能力はライティング能力だと思います。なぜなら、ブログは自分の気持ちや正確な情報を相手にちゃんと伝えられなければ意味がないからです。
なので、ライティング能力の向上は今後の僕の大きな課題の一つになってくると思います。

そのため、最近はライティングの勉強をしています。その中で、どのように書けば「相手が読んでくれるのか」、「納得してもらえるのか」ということを、根拠を含めて丁寧に説明してくれる「ザ・コピーライティング~心の個と線に触れる言葉の法則~」という本を見つけたので紹介していきます。

読んでためになる人はどんな人か?

以下の項目に当てはまる人は読んでためになると思います。いや、むしろ読むべきです。

  • 広告会社に勤める人
  • ブログやSNSで事業に取り組まれている人
  • 紙媒体で売り込みをする人(店を経営の方など)

とにかく、人に知ってもらいたいことがある人、紹介したいものがある人は役に立つと思います。

僕もこの本で得たことを少しずつブログに反映していきたいと思います。

まだまだ、ライティング能力は乏しいですが、ゴールに向かうための最強のコンパスは手に入れたと思います。

「ザ・コピーライティング」ってどんな本?

僕の中では4/5点の本です。

5点でもよかったかもしれませんが、発揮できる場所が限られている気がするので4点にしました。(ブログや広告に携わっている方対象でしたら、文句なしの5点です。

この本は僕が最近買った本の中で、一番厚みのある本です。この厚みの理由は、相手に読んでもらえるため、納得してもらえるためのメソッドを、1つ1つ根拠を説明しながら丁寧に述べているためです。

もしかしたら、これはビジネス本というよりは専門書という方が近いかもしれません。ただ、簡単な言葉で説明してくれるので、初心者でもかなり分かりやすいです。(僕もライティングの本はこれが初めてでした)

著者はどんな人?

著者はジョン・ケープルズさん。
アメリカの広告業界で58年間活躍し続けた伝説的コピーライターです。
長い現役コピーライター人生で、何度もテストを繰り返し、効果を検証する「科学的広告」の促進を常に目指し続けた人です。

この本の中では検証結果だけでなく過程も描かれているので、ジョン・ケープルズさんの説得力は半端じゃないです。

多くの著名人が絶賛!

まずは、アメリカで「広告の父」と呼ばれたデビッド・オグルヴィさん。
改編する際に

  • 「コピーを書くことについて今持っている知識のほとんどを身に付けた」
  • 「この本は間違いなく、いままでで1番役に立つ広告本である」

また、総合ビジネス誌で「日本一のマーケッター」に選出された神田昌典さんは、この本の監訳者として以下のことを述べられています。

  • 「毎晩、むさぼるように本書を読んでいた。ベッドの中で眠気に意識を失うまで、束なさなかった。」
  • 「本書は宝の山だ。」

さらに、メンタリストで有名なDaiGoさんは

  • 「この本は価格の10倍以上の価値がある」
  • 「人の心をわしづかみにし、動かす方法が書いています。」

とおっしゃっています。
他にも多くの方々から絶賛されており、本としての質はかなり高めです。

読んで得られることは?

この本を読んで得られることは、大きく分けると以下の4つです。

  • 見出しの重要性
  • 人が目を止める見出しの型
  • 反響を大きくするコピーの書き方
  • 効果のある広告の活用法

見出しの重要性

見出しは人がまず目にする最も重要なポイントです。
そもそも、見出しを見て相手が手に取ってくれなければ、いかにいい広告や記事を書いても意味がないですからね。

この本でも見出しは最も重要であるということを何度も力説してくれており、全18章のうち4章、全体の約5分の1が見出しに関することです。

実際に著者ジョン・ケープルズさんの今までの検証により見出しを変えることで、3年で広告出稿量が12倍になったこともあるようです。

人が目を止める見出しの型

「じゃあ、どうやって人を引き付ける見出しを書くのか」ということですが、この本は効果のある35の見出しの型を一つ一つ事例を含めて丁寧に紹介してくれています。(全て効果があることは検証済みらしいです)

ここでは型の説明は割愛しますが、その中の一つ「エピソード」で伝えるという型を見たときは「なるほど」と思いました。例えば、「どうやって一晩で人気者になれたか」です。
なんか、手に取ってみたくなりませんか?

紹介された型が全て広告やネットの記事のタイトルなどに使われているのを何度も見たことがありました。

今でも、有効であることは社会がすでに証明してくれているようなものなので、僕もこれから活用していきます。

反響を大きくするコピーの書き方

関心を引き付ける出だし効果のあるコピー書き方についても見出しと同様に何種類もの型を作って紹介してくれています。(こちらの型も全て検証おり、効果も実証されているみたいです。)

また、見出しと同様に一つ一つ丁寧に事例を含めて分かりやすく説明してくれているので説得力があり、自分が書くときにとても参考にしやすいです。

さらに、コピーを完成させるまでの姿勢や手順まで触れてくれています。
正直、僕にとってブログの記事一つ書くことも分からないことだらけなので、ある程度の方法やノウハウが分かるとかなりライティングの成長速度に変化が出てくると思います。

効果のある広告の活用法

これは、主に広告を仕事にする人に特化した活用法です。(応用次第ではHP作成でも活用できるかもしれません・・・)

広告といっても、記事の大きさや広告を掲示する場所、さらにクーポンの有無など様々な条件があり、一括りにはできないところが多くあると思います。
そのような条件を網羅的に検証し、検証過程を示しながらあらゆる場面で効果のある方法を説明してくれています。

また、広告を出すときはテスト何度も行い、反響を見て修正する必要があるのですがそのテスト方法についても17個示してくれています。今後の取り組むべき方針まで教えてくれる本はなかなかないと思います。正直かなり驚きです。

ここに、この本の目次を載せるので参考程度に目を通してみてください。

  • 第1章 これが新しい広告戦略だ
  • 第2章 広告は見出しが命
  • 第3章 どんな見出しが1番注目されるか
  • 第4章 効く見出しはこう書く
  • 第5章 35の見出しの型その効果は検証済み
  • 第6章 どんぴしゃりの訴求ポイントを見つけるには?
  • 第7章 「テスト済み広告」と「テストしない広告」
  • 第8章 熱意を込めてコピーを書く方法
  • 第9章 コピーの出だしはこう書く
  • 第10章 効くコピーはこう書く
  • 第11章 コピーの売り込み効果を高める20の方法
  • 第12章 誰もがぶつかる問題を避ける方法
  • 第13章 こうすればもっと問合せが増える32の方法
  • 第14章 最大数のお客にアピールする方法
  • 第15章 どんなレイアウトとビジュアルが1番注目されるか
  • 第16章 小スペース広告で利益を上げる方法
  • 第17章 頭の体操10問―成功した見出しはどっち?
  • 第18章 広告をテストする17の方法

感想

まず、内容量と一つ一つの丁寧な説明にびっくりしました。あらゆる広告の条件を網羅的に説明していますが、根拠を示し端的に解説してくれているので、めちゃくちゃ分かりやすかったです。

ただ正直、この本はライティングに必要な内容が盛りだくさんすぎるので、一度に全てを理解するのはかなり難易度が高めです。僕自身も一度読んだくらいだと、ほとんど身についてないと思います。

なので、今後は調べながら少しずつブログに反映させていくことで自分の技術にしていきたいと思います。あと、この本を手放すことはおそらくないと思います。

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