こんにちは、hirotoです。
クリエイティブな仕事や事業をする人に最も重要なのは、企画やアイデアの考え方だと思います。他人のマネばかりしていても人と差別化はできないですから。
ただ、そうは言っても、どのように企画やアイデアを考えるのかということを説明できない人はかなりいると思います。なぜなら、そんなことを学校や塾では教えてくれないからです。
そのような考え方は自分でいろいろ挑戦して試行錯誤の上でようやく身に付けることのできる形のない資産だと思います。
今回はそんな資産を21個も教えてくれる本を見つけたので、紹介しようと思います。考えるための道具を教えてくれるので、クリエイティブな仕事や事業の基礎となる本だと思います。
読んでためになる人はどんな人か?
この本は実は、すべての人がためになると思います。なぜなら、「文化祭の出し物は何がいいのか」や「○○さんへのプレゼントはどんなものが喜んでもらえるのか」など、学校行事から日常生活まで、いたるところでアイデアを活かすタイミングがあるからです。
そんな中、この本を読むことで特に大きく結果が変わってくる人を以下に挙げてみました。
- よりよいアイデアを提案したい人
- 仕事で企画力や提案力が必要な人
- 考えやアイデアを出すための道具がほしい人
やっぱり、仕事関係やイベント行事のある人に効果が絶大だと思います。
個人的な話、僕がブログを運営している中でも、ブログに書く内容や人に読んでもらえるにはどうすればよいのかや、多くの人自分のブログを知ってもらえるにはどうすればよいのかなど、企画力やアイデアを出すための道具が役立つ場面はたくさんあります。
そのような場面を解決できる考え方というものを持っておくことは、のちのちブログの人気にも直接つながると思います。
「考具」ってどんな本?
僕の中では5/5点の本です。
いいアイデアを出すためのシンキング・ツール(考具)があるということを初めて知りました。正直僕はそんなことを考えたことがなかったです。(だから、出すときどう考えるべきなのか分からず、思い付きがおおかったのかもしれません。)
そんな人が考えるためには何をすればよいのかを普段の生活の意識レベルから発想の展開まで教えてくれるので、このシンキング・ツールどんなことにも応用できると思います。
ちなみに、ハウツーサイト「nanapi」やマンガサービス「アル」で有名なWebクリエイターのけんすうさんが激推ししており、「この本だけでアイデアが100倍でるようになりました」とおっしゃっています。
著者はどんな人?
著者は加藤昌治さん。
日本PR協会主催の「PRアワード」でグランプリを受賞するなど、多数の受賞歴を持っている人です。
経歴としては大手広告会社の博報堂に入社して、新商品発売期の情報戦略立案から着ぐるみショーの台本まで幅広い企画を提案する部門に配属されましたが、新人の頃は打ち合わせや企画書なども失敗に失敗を重ねていたようです。
そのため、その間は企画についてかなり悩み「考える」ことを勉強し、アイデアを出す様々なツールを見つけています。
また、本書ではアイデアを出すことについて以下のように述べられています。
- 「後天的なアイデアマン&ウーマンになるかどうかは後天的なものだ」
- 「おかれた環境より自分の意識の方が大切」
僕も今から、アイデアマンとして意識を変えていこうと思います。
読んで得られることは?
この本を読んで得られることは、大きく分けると以下の3つです。
- 必要な情報の集め方
- アイデアの組み合わせ方・広げ方
- アイデアの落とし込み方
必要な情報の集め方
アイデアといっても0から自分で作り出すという人はほとんどいません。どんな人でも身の回りの情報から影響を受けて、それを企画や提案に落とし込んでいます。
この本ではその情報の集め方を6つ紹介してくれます。その方法もほとんどタダ同然です。
(まぁ、シンキング・ツールの本なのでタダは当たり前かもしれませんが・・・)
また、どの集め方も日常生活や職場で物の見方・意識の向け方を変えてくれる方法なので、今から誰にでもできます。
これらの方法を使うと今までの平々凡々の世界がアイデアにあふれた世界に見え、見える世界が変わってきます。
アイデアの組み合わせ方・広げ方
情報だけではアイデアとしては使えません。アイデアとは「既存の要素の新しい組み合わせである」からです。(ちなみに、このことは「アイデアの作り方」という本でも説明されています。こちらの本も以下に紹介しておきます。)
そして、「考具」では得られた情報の組み合わせ方や広げ方を8つ紹介してくれます。 特に紹介された考具の1つ「マンダラート」(魔法陣の中心に問いかけを書き、周りの正方形を答えで埋めていく考具)を使うと、発想力のない僕でもアイデアがめちゃくちゃ出てきたのでおすすめです。
僕のように、どのように考えていけばいいのか分からない人にとってこの8つの考具は最強の武器になるはずです。
考え方を知っているか知っていないかで得られるアイデアの差がめちゃくちゃ大きくなりますから。
アイデアの落とし込み方
ここまでで生まれた多くのアイデアですが、実務レベルに落とし込まないと使えないのが現実です。いいアイデアが100個あっても全部使えることはそうそうありませんから・・・
そこで、実務レベルへの落とし込み方を5つ紹介してくれています。
ちなみに、ここでも先ほど僕がおすすめした「マンダラート」は使えるので、やっぱりこの方法は万能です。
また、押さえておくべきポイントも丁寧に説明してくれているので、企画の通らない人やアイデアは持っているけど相手に伝えられない人などからするとかなり役立つはずです。
感想
今からでも、誰にでも、どんなことでも使える実用的な方法が紹介されているので、応用性がめちゃくちゃ高いです。
この本を読んで感じたのはアイデアマンたちと一般人との一番大きな違いは見えている世界が違うということです。何気ない日常でも常に何かを意識している姿勢が僕の大きな収穫になったと思います。
アイデアは社会生きていく上で最も必要になってくるものの1つです。仕事でも日常生活でもいいアイデアがないとうまくいきませんから・・・
ここで紹介されたもの以外にも世の中には考具は存在しているので、これからは自分だけの考具を探していきアイデアマンと呼ばれるような存在になっていきます。
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