こんにちは、hirotoです。
僕は大学の研究発表で最優秀発表賞をいただいた経験があります。
そこで今回は
プレゼン・発表がうまくなるにはどうすればよいのか?
と悩んでいる人向けに書いていきます。
今回紹介する方法は練習すればするほど回を重ねれば重ねるほど、肌間隔で上達を感じられる方法です。
実際、僕が初めての研究発表した時は研究室で一番のド下手でした。しかし、発表で賞を取りまくっている先輩に発表が上達する練習方法を聞き、実践してみると結果として優秀発表賞を受賞することができました。(同学年では一番最初に賞を獲りました)
覚えられない、早口になってしまう、緊張してしまうなど多くの問題も解決できる方法なのでぜひ実践してみてください。
なぜ上手な発表だと思われないのか
そもそも上手な発表とは何なのか?」という疑問から答えていきたいと思います。
答えは、ズバリ「聞いている人が分かりやすいと思える」発表です。たとえ、内容が素晴らしくてもその内容が相手に伝わらなければ意味はありません。
そこで、プレゼン・発表の内容を分かりにくくさせている主な3つの原因を以下にまとめます。
- 話し方
- 話すスピード
- 姿勢
原因1:話し方
基本ですがプレゼン・発表でははきはきと通る声で話さなければなりません。
言葉が詰まったり、小さな声で話してしまったりした場合、相手が内容に集中できなくなってしまいます。
この問題の具体的な解決方法は腹式呼吸で声を出すことです。なぜなら、腹式呼吸はゆっくりとした低い通る声を出すことができるようになるからです。
また、よくある発表が聞きにくくなる例としては「えー」という言葉を癖で付け足してしまう場合です。
ほとんど気にならないと多くの人が思うと思いますが、実際に「えー」の口癖がなくなるだけで聞きやすさが全く変わってきます。
原因2:話すスピード
自分が話すスピードは相手がプレゼン・発表内容を理解できるスピードに合わせなければいけません。
特に話すスピードが速過ぎるのは要注意です。なぜなら、理解されないどころか精神的に余裕がないと思われる可能性があるからです。
どうしても速く話してしまう人は改善策として腹式呼吸で話してください。低い声を速く話すのは難しいので、自然とゆっくりの話し方になります。
理解のスピードは個人差があるので一概には言えませんが、目安として研究発表で僕が聞きやすいと感じるスピードは1分間に260~280文字です。
300文字を超えてくると、内容が難しい場合に理解が追い付かなくなります。
ただし、これはあくまで研究発表用のスピードなので、目的が違うならそれに応じて聞きやすいスピードを調整していく必要があります。
原因3:姿勢
よくあるダメな姿勢の例として、プレゼンボードを見ながら発表している姿勢です。
なぜなら、分かりやすい・聞きやすいとは人の感覚が大きな割合を占めているため印象が非常に重要になってくるからです。
姿勢の基本は聞いている相手の顔を見る(体ごと向ける)ことです。そうすることで、聞いている側は自分に説明してくれていると思い、集中して聞いてくれます。
できる限り、相手側を見ることを意識しましょう。
発表が上達する練習方法と手順
次に発表が上達する練習方法と手順を紹介します。
(ここではプレゼン資料と原稿があると仮定して話を進めていきます。)
実際に僕はこの練習方法を実践し、研究発表で優秀発表賞を受賞しました。
なんとなく練習しているという状態ではなく一つ一つの練習に意味を見いだせるので、ぜひ参考にしてみてください。
手順1:原稿を音読しながら5~10回通す
この目的は大まかな内容を頭に入れ、口を慣らすことです。
プレゼン・発表の時間が長い(30分以上)場合は10回以上の通しが必要かもしれませんが、原稿を見ながらでいいので5~10回通すと全体像と2~3割の内容が頭の中に入るはずです。
ほとんどの人の練習方法はこの工程をただ繰り返しているだけなので、上達スピードがかなり遅くなってしまいます。
この工程はあくまで大まかな内容を頭に入れ、口を慣らすことと認識しましょう。
手順2:自分の声を録音し聞く
この目的は自分の詰まった部分、分かりづらい言い回しの修正です。
少しずつ原稿を覚えながら録音し音声を聞くことで、言いにくい部分や分かりづらいフレーズが明確になります。
その時に、言いやすいよう資料を変更し、言いまわしを修正することで洗練された資料と原稿が出来上がってきます。
また、実際に録音しながら練習すると音で原稿を覚えることもできますし、録音時間から時間の調整もできるメリットがあります。
この工程を何度も繰り返すと肌間隔で上達を感じられます。また、この工程の練習量で結果が決まると言っても過言ではないので、できるだけ多くトライしてください。
手順3:鏡の前で発表練習
この目的は前を向いて発表できているかの確認です。
自分は前を向いて発表しているつもりでも、相手からすると全然向けていない場合が多々あります。
鏡を使い客観的に自分を見ることで、手の位置、目線の先、背筋などすべての動作を確認することができます。
特に、顔が下を向いてしまう人や猫背の人は要チェックです。
人よりも圧倒的な差をつける方法
ここでは発表が上手な人にさらに差をつける方法を4つ紹介します。
研究発表で賞を取りたい、プレゼンを成功させたい人にはぜひ実践してもらいたいと思います。
以下にまとめます。
- 本番と同じ姿勢で練習する
- 動画に撮って観る
- 人に聞いてもらう
- 100回練習で通す
本番と同じ姿勢で練習する
人間は条件や状態が変わるとパフォーマンスも大きく変わってきます。
そのため、できるだけ本番に近づけた状態・姿勢で練習すると、本番でリラックスして臨むことができるようになります。
練習は本番のように、本番は練習のように取り組んでいきましょう。
動画に撮って観る
これは前に書いた「鏡の前で発表練習すること」の上位版です。
記録に残すことでより客観的に自分の話し方や姿勢をみることができます。
実際に自分が発表しているときの様子を目で見ると、気を付けなければいけない点を意識しやすいので成長スピードが飛躍的に上がります。
人に聞いてもらう
人に聞いてもらうことで自分は分かっていても相手が分かりにくいと思う部分や気になる点を見つけることができます。
前に鏡の前で練習することと動画を撮って観ることを書きましたが、自分1人で改善するにはやはり限界があります。
自分と違う視点からの意見は非常に重要な成長ポイントなので、相手を見つけ本番前に一度聞いてもらうと大きな差をつけることができます。
100回練習で通す
一番効果のある方法です。
100回練習する人はほとんどいないので、「100回練習した」という自信につながり本番でも胸を張って発表に臨むことが出来ます。(観る・聴くも1回にカウントしてOKです)
というのは冗談で(冗談でもないですが)、上で紹介した練習方法で100回練習したということは100回試行錯誤しているので、その時の発表資料と原稿さらに自分の発表能力はかなり洗練されています。
その状態で本番に臨めば必ず結果はついてくるはずです。
最後に
これらの方法は実際に僕が実践して成果を出した方法です。僕はこれらの方法、特に練習量の差で他の人に圧倒的な差をつけました。
そして、今でも研究発表の際にはこの方法を実践しています。
あと気づいた方も多くいると思いますが、ここで紹介したすべての方法は頭の良し悪しではなくやる気次第で誰でもマネできる方法です。
みなさんも発表やプレゼンの目標をしっかり持って、ぜひ達成に向けて頑張ってください。
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